外壁塗装の騒音の主な原因
外壁塗装で発生する主な騒音は次の4つです。
・足場の設置と解体するときの音
外壁の高い部分や屋根を塗装するために足場を組みますが、足場は金属のパイプを組み立てて作るので、組み立てと解体をする際に金属がぶつかって金属音がします。
その音は比較的大きく、特に金属音が苦手な方は不快に感じることも少なくありません。足場の設置と解体にかかる日数は建物の大きさにもよりますが、それぞれに最低でも1日、場合によっては2日かかります。
・外壁を洗浄するときの音
塗装がきれいに仕上がるように、塗装をする前に外壁を洗浄します。この作業は「高圧洗浄機」を使って行うため、外壁に勢いよく水が当たる作業音が発生するのです。
外壁の洗浄は通常半日から1日なのでそれほど長くはなりませんが、防塵防音シートで外壁を囲めば騒音を軽減することはできます。
・ケレン作業をするときの音
塗装する箇所に劣化した場所があると剥がれたり腐食したりするおそれがあるため、付着性を高めるために下地処理を行います。これがケレン作業です。ケレン作業は手作業で行えばそれほど音はしません。しかし、専用工具を使う場合はかなりの音が発生します。
・吹き付け塗装専用機械の音
吹き付け塗装は専用の機械を用いて行いますが、その際に機械のモーター音と独特なエア音がします。
外壁塗装で生じる騒音への対策方法
騒音への対策は事前準備が大切です。
騒音が続くとクレームを受けることもあるので、トラブルを未然に防ぐために、近隣住民にも騒音でご迷惑をお掛けすることと日程を知らせておくことが重要です。
どの日にどんな作業をするのかできるだけ詳しく説明できれば、いつごろ騒音が大きくなるかわかり、住民の方たちも外出の時間を調整するなど対策が打てます。